熊本の探偵|「西日本リサーチ」は60年の歴史があります。 > お知らせ&新着情報 > 【国際的な特殊詐欺】カンボジア拠点で日本人29人送還──探偵が解説する被害の実態と依頼者を守るためのサポート

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2025年8月、カンボジアを拠点とした国際的な特殊詐欺事件で、日本人29人が拘束され、チャーター機で日本に送還されたことが報じられました。被害は高齢者を中心に全国に広がり、被害総額は数十億円規模に達するといわれています。
このニュースを受けて「探偵事務所はこうした事件に対応できるのか?」というお問い合わせをいただきます。しかし結論から申し上げますと、特殊詐欺は刑事事件であり、犯人の特定や資金の追跡は警察の管轄です。探偵がウォレットの追跡や国際的な通信経路の解析を行うことはできません。
それでも探偵には探偵にしかできない支援があります。それは「尾行」「張り込み」といった実地調査を活用し、詐欺の入り口となる人物の接触や、不審な行動の確認を行うことです。つまり、詐欺の中心人物を直接捕まえることはできなくとも、依頼者を守り、二次被害を防ぐためのサポートが可能です。
今回の事件は、海外に設置された「コールセンター」から日本国内の高齢者に電話をかけ、「警察官」「金融庁職員」などを名乗って金銭をだまし取る典型的な手口でした。短期間で多額の被害が発生し、社会問題化しています。
このような事件は氷山の一角であり、SNSやマッチングアプリを通じた「投資詐欺」や「ロマンス詐欺」も同様に増加傾向にあります。
これらは探偵の法的権限の外であり、過剰な約束をする業者には注意が必要です。私たちは現実的にできる範囲を明確にし、依頼者に誤解を与えないことを大切にしています。
では探偵ができることは何か。答えは「依頼者の安全を守る調査」です。特殊詐欺では「受け子」と呼ばれる現金受け取り役や、不審人物が依頼者宅を訪問するケースがあります。こうした場合、探偵は尾行や張り込みを通じて以下のような支援を行えます。
これらの情報は被害届や警察への相談時に役立つ資料となります。探偵ができるのは「証拠の補完」「依頼者の安全管理」「二次被害の未然防止」です。
特殊詐欺の被害者は、その後「返金を保証する」「被害を取り戻せる」といった新たな詐欺に狙われるケースが少なくありません。心が弱っている状態の人をさらに狙う、極めて卑劣な手口です。探偵は次のような形で二次被害を防ぐお手伝いが可能です。
詐欺事件に直面した場合、最優先は警察への相談です。そのうえで探偵に依頼いただく際は、「どこまで調べられるのか」「何ができないのか」を事前にしっかり確認してください。弊社では、尾行・張り込み・生活環境の確認に特化した現実的な調査をお約束します。
60代女性。息子を名乗る人物から「会社の金を使い込んでしまった、助けてほしい」という電話を受けた。女性は現金を用意したが、不審に思い当事務所へ相談。張り込み調査を行ったところ、当日現れた若い男性が現金を受け取りに来る様子を確認。証拠として写真を記録し、直後に警察へ通報。逮捕につながった。
このケースで重要だったのは、依頼者がすぐに相談したことです。時間が経てば現金は戻りにくく、犯人も逃げてしまいます。
特殊詐欺は国際的な犯罪であり、警察の専門領域です。探偵は犯人を直接捕まえることはできません。しかし、尾行・張り込み・記録を通じて依頼者を守ること、そして被害の拡大を防ぐことができます。
もし「怪しい電話があった」「自宅に不審な人物が来そうだ」と感じたら、一人で悩まず、まずは警察と探偵の双方に相談してください。大切なのは「早い初動」と「確実な記録」です。
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